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【あのプチプチも?】「プチプチ」は登録商標?知られざるブランドの世界

こんにちは!荷物を送るときや、割れ物を包むときに大活躍する、あの気泡緩衝材。指でプチプチと潰すのがたまらなく楽しい、という方も多いのではないでしょうか?

さて、この「プチプチ」という呼び名、実はある会社の登録商標だってご存知でしたか?

今回は、私たちの生活にすっかりお馴染みの「プチプチ」と商標権の関係について、深掘りしていきましょう!

結論:「プチプチ」は登録商標です!

ズバリ、「プチプチ」は川上産業株式会社の登録商標です。

「え、そうなの?普通にみんな使っている言葉じゃない?」と驚かれた方もいるかもしれませんね。

実は、「プチプチ」というあの独特な感触と音を表す言葉は、川上産業さんが自社の気泡緩衝材につけた商品名なんです。そして、その名称と、場合によっては関連するロゴなどが商標として登録され、法的に保護されています。

なぜみんな「プチプチ」と呼ぶの?~普通名称化という現象~

では、なぜ登録商標である「プチプチ」が、まるで一般名詞のように広く使われているのでしょうか?

これには、「普通名称化」という現象が関係しています。

普通名称化とは、特定の会社の商品名であるにもかかわらず、あまりにもその商品が有名になり、広く浸透した結果、人々がその種類の商品全体を指す言葉として使うようになることです。

例えば、

  • 「ホッチキス」(特定の会社の商標でしたが、今では紙を綴じる道具全般を指しますね)
  • 「セロテープ」(ニチバン株式会社の登録商標ですが、透明な粘着テープ全般を指して使われがちです)

「プチプチ」もこれらと同じように、川上産業株式会社の製品があまりにも画期的で、私たちの生活に欠かせないものとなったため、気泡緩衝材全般を指す言葉として広く認識されるようになったと考えられます。

商標として登録する意味とは?

たとえ普通名称のように広まっていても、企業が商標として登録し続けることには大きな意味があります。

  • ブランド価値の保護: 「プチプチ」という名称や、それによって築き上げられた品質への信頼、ブランドイメージを守ることができます。
  • 模倣品の防止: 他の会社が「プチプチ」という名前を勝手に使って、質の悪い類似品を販売することを防ぎます。これにより、消費者が間違って粗悪品を購入してしまうリスクも減らせます。
  • 品質保証の証: 「プチプチといえば、あの安心の品質だよね」という消費者からの信頼を維持することにつながります。

川上産業さんは、ウェブサイトなどで「『プチプチ』は川上産業の登録商標です」と明記し、自社の権利を大切に守りながら、私たちに高品質な製品を提供し続けてくれています。

まとめ:「プチプチ」は愛されるブランドの証!

「プチプチ」という呼び名は、川上産業株式会社が生み出した、私たちにとって非常に身近で愛されている製品のブランド名です。

普段何気なく使っている言葉にも、実は企業の努力や権利が関わっていることを知ると、少し見方が変わりますよね。

次に「プチプチ」を手に取るときは、その名前の背景にあるストーリーに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?そして、あの楽しい感触を存分に味わいましょう!(もちろん、梱包材としてしっかり役目を果たしてもらった後に、ですが!)


豆知識:

「プチプチ」の正式な一般名称は「気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)」や「エアークッション材」などと言います。お店で探すときなど、ちょっと思い出してみてくださいね。

この記事が、「プチプチ」と商標権についての理解を深めるきっかけになれば嬉しいです。

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